大阪探訪記(by 桜華綴舎)

~隠れた名所と不思議なものを求めて~

梅の里ニュータウンを探訪。かつての丘陵地の変遷【大阪府富田林市】

2025-06-15 21:44:53
2025-07-19 16:18:49
目次

ここは大阪府富田林市にある梅の里(梅の里ニュータウン)地区です。

1970年代~1980年代にかけて本格的な宅地造成がはじまったニュータウンでして、もともとは丘陵地帯だった場所を切り開いて完成した若い街だ。

今回、この梅の里の街並みを歩いてみたぞ!

(撮影・執筆 2025年6月)

梅の里 交通事情

バス停↑

ニュータウンというだけあって、ここに立っている家々はわりと大きな家やお洒落な外観のものが多いです。梅の里はいわゆる高級住宅街という括りになるのだろうね。

街ができる前はほぼ山と言ってもいい規模の丘陵地帯だったため、アップダウン、アップダウンを繰り返す緩急激しい土地柄となっております。

交通の便は決して良いとは言えず、幾つかバス停がある程度。しかし隣町まで行けば喜志駅とかもあるので、めちゃくちゃ不便というわけでもない。そもそもこの地区はお金持ちが多いので、ほとんどのお宅に車があるのよ。

かつての梅林の痕跡 梅の里の由来

熟して落ちてしまった梅の実↑

梅の里という地名のとおり、街中には小さな梅農園があったりします。

ちなみにネット情報では、梅の里という地名は、かつては梅林や梅畑だったという説が有力らしい。だから住宅開発されたあと、新しく「梅の里」という地名をつけられたんだと。しかし公式の資料情報ではないので、信ぴょう性は微妙です。

つまりは、正確な地名の由来は不明ということです。

富田林市のアーカイブなどの公式資料では、梅の里の地名についての情報は記載されていなかったんよ。

ちなみに古地図を確認すると、住宅開発される前は喜志村という大きな村の一部だったようなんだ。

梅の里唯一のスーパー

梅の里唯一のスーパーである万代↑

大阪人御用達のスーパー、万代です。ここの万代、地下駐車場がけっこう空いていて駐車しやすいから好きです。富田林市に行ったときはだいたいここにも寄る。

公園の藤棚とイケイケ日本時代

公園があった。

梅の里にはこれといった大きな公園は無いのですが、小さな公園はポツポツと点在している。そしてほとんどの公園に藤棚が存在する。こういった公園にある藤棚とかは都市計画によって植樹されたものがほとんどでして、 特に昭和~平成のニュータウン開発期においては街路樹・庭木・公園緑化を重視する流れがあったのよ。公園の藤棚はイケイケ時代の名残りってやつやな。

え? いま、ですか? 今の日本はガタガタ時代です。

梅の里を歩き終わった

丘陵の頂上から見下ろす梅の里↑

梅の里、印象としては閑静なニュータウンですね。ほどほどに都会で静かに暮らしたいという方には良い地域かと思います。梅の里地区全域には防犯カメラも配備されているので人的治安の面では良いほうなんだと思うぞ。

このあたり一帯はこれといって観光名所などもないので、昨今社会問題になってるオーバーツーリズム(観光公害)とは無縁だ。観光地に住んでいる人間からすると、こういった閑静な住宅街は天国なのよ。

『梅の里ニュータウン』の場所

グーグルマップ

https://maps.app.goo.gl/1r6CsYCcDGm3wLR67

この記事を書いた人

しま(桜華綴舎 代表取締役)

大阪府堺市在住。ブログ歴10年以上。大阪探訪ライター&プロブロガー。 2025年7月、Symbolブロックチェーン(XYM)上に歴史調査資料そのものをフルオンチェーンで半永久保存することに成功しました。フルオンチェーンでの歴史調査資料の保存は世界初の快挙であり、改ざん不能かつ未来永劫に残る新たな文化遺産保護の形を示します。 また、2014年から関西の珍スポットなどを紹介する「シマのブログ」(旧ブログ)を書き始め、2025年から新ブログ「大阪探訪記」として再始動しました。 当ブログでは大阪をメインに、関西の面白くて不思議な場所を紹介したり、街の歴史や文化を深掘りしていきたいと思っております。楽しんでいってね!