大阪人探訪記

~隠れた名所と不思議なものを求めて~

河内源氏の聖地で墓参り!?通法寺跡で源頼義とご対面してきた件【大阪府羽曳野市】

2025-07-01 23:21:53
目次

通法寺跡 山門↑

某日、大阪府羽曳野市にやってきたんです。

「ちょっとヒマやし、なんかおもろいとこないかな〜」と地図を見てたら、「通法寺跡」なる地味そうなスポットを発見。

どうせ石碑一本立ってるだけやろ〜と思って行ったら・・・まさかの展開!

源頼義の墓があるわ、

ついでにパパ(源頼信)の館跡もあるわ、

さらに江戸時代の鐘楼跡まで残ってるわ、

・・・・・・おい、情報量どうなっとんねん!!

もうこれは「通法寺跡」じゃなくて「源氏まるごと跡地パーク」って名前にしたほうがええんちゃうか?

(撮影・執筆 2025年6月)

通法寺って、そもそも誰が建てたん?

通法寺跡の景色↑(ほとんど野原やけど、一部、石垣とかが残ってたりするぞ)

狩りの途中で仏像拾った源頼義さん(マジ)。

「これはありがたすぎるやろ!よっしゃ寺建てよ!」と即行動。

それがこの通法寺の始まり。

現代風に言えば「通勤途中に神アイテム見つけて、即会社つくった」みたいなノリ。武士、自由すぎへん?

頼義は平安時代のガチ武将で、前九年の役(平安時代後期に陸奥国で起こった戦い)で暴れまくって武名をあげたお方。

そんな人が「この地に骨うずめるわ」って言うて、ガチで本堂の下に埋まってるって、もう・・・浪花節にもほどがあるやろ。

あの木造建物、気になってたやろ? それ「鐘楼」です!

通法寺跡で目をひくのが、ぽつんと残る木造の建物。「これ、除夜の鐘とかつくやつ?」って思った人、正解です。

これは元禄13年(1700年)に建てられた「鐘楼」。お寺の鐘を吊るすためのやつですね。いまはもう鳴らされてませんが、風格はバッチリ。屋根の反りとか、木組みの美しさにうっとりします。

そして本命。源頼義のお墓に遭遇!!

お寺跡の一角に、なんか厳か〜な石柱の囲いがあるんですよ。

で、その中にポツンと立ってる石碑・・・・・・それが、源頼義のお墓!

いやちょっと待って。マジで頼義さん、お寺の地下に埋まってるって話、ガチなんですか!?

自分で「本堂の真下に埋めてくれ」って言うてたらしくて、もはや武士のプライド全開。漢(おとこ)やな。

そのすぐ横には、「源氏館跡」って石碑もあるで!

えっ、まだ何かあるん?と思ったそこのあなた。はい、源氏館跡です!

源頼信(頼義のパパ)が住んでたとされる館の跡。今は何も建ってないけど、石碑と案内板がちゃんと立ってる。

つまりここが、河内源氏の“リアル拠点”。

現地には「たぶんこのへん」みたいなノリで立ってるけど、想像力で補ってください。脳内CGで館を再現するのが歴史巡りの醍醐味やね!

地味なのに、クセになる場所!

見た目はそれこそ「原っぱみたいな寺跡」ですが、歴史の密度がえげつない。

派手さはないけど、そこがまたいい。

石碑の向こうに、昔の武士たちの息遣いが聞こえてきそうな・・・・・・そんな“通法寺跡”、オススメでございます!

『通法寺跡』の場所

グーグルマップ

https://maps.app.goo.gl/PJK1UKZ4SzztKXug7

この記事を書いた人

しま

ブログ歴10年以上。大阪を中心にいろんなところを歩きまくっている人。 2015年から関西の珍スポット(B級スポット)などを探訪するブログを書き始めましたが、2025年に新さくらのブログ(当ブログ)に引っ越してきました。 当ブログでは大阪をメインに面白くて不思議な場所を紹介したり、街の歴史や文化を深掘りしていきたいと思っております。