大阪探訪記(by 桜華綴舎)

~隠れた名所と不思議なものを求めて~

だんじり愛が門を動かした!?杭全神社の大門の秘密【大阪府大阪市平野区】

2026-02-28 02:27:14
目次

杭全神社 かさ上げされた大門

(撮影・執筆 2025.8)

平野の杭全神社にある大門。ドーンと立派にそびえ立ってるんですが、よーく見ると・・・・・・なんか背伸びしてる!? そう、柱の下に石を積んで「かさ上げ」されてるんです。

これ、ただのリフォームや耐震工事じゃありません。理由はズバリ──だんじり。

昔のままの高さやったら、だんじりが門にゴンッ!てぶつかって通れなかったらしいんです。そこで地元の人たちが考えました。

「せや! 門のほうを高くしたらええやん!」

・・・・・・って発想がすごい。普通はだんじりを小さくするとか、通るルート変えるとか考えるのに、門を持ち上げてしまうというパワープレー。さすが平野っ子、だんじりへの情熱はハンパない。

その結果、だんじりは無事に宮入りできるようになりました。めでたしめでたし。・・・・・・なんですが、文化財的には「改造したからオリジナルちゃうやん」ということで、国宝指定は見送りに。まさに「だんじり優先の門リフォーム」です。

高さ約60cmの石段により、かさ上げしている↑

写真を見ると、ほんまに柱の下に石が積まれていて、「あ、ここで背伸びしてるな」ってすぐ分かります。知らん人が見たら「なんで門が下駄履いてんねん?」ってツッコミたくなるかもしれません。

でもこういうエピソードこそ、地元の祭り文化と神社の歴史がガッチリ結びついてる証拠。杭全神社の大門、ただの門と思ったら大間違い。祭りを通すために“かさ上げ”された、世界でもレアな門なんですよ。

平野区『杭全神社』の場所

グーグルマップ

https://maps.app.goo.gl/GNKQ1ps8fj4SEYYh6

この記事を書いた人

シマ(桜華綴舎 代表取締役)

大阪府堺市在住。ブログ歴10年以上で、大阪探訪記録人兼プロブロガー。桜華綴舎(おうかつづりしゃ)の代表取締役です。 2014年から関西の珍スポットなどを紹介する「シマのブログ」(旧ブログ)を書き始め、2025年から新ブログ「大阪探訪記(by 桜華綴舎)」として再始動しました。 当ブログでは大阪をメインに、関西の面白くて不思議な場所を紹介したり、街の歴史や文化を深掘りしていきたいと思っております。どうぞ楽しんでいってくださいね! また私は、日本各地に残る史跡・戦跡・文化財などの調査記録をブログにまとめると同時に、Symbol(XYM)ブロックチェーン上にフルオンチェーンで保存する取り組みを2025年7月より開始しました。 ブロックチェーンの耐改ざん性と長期保存性を活かし、学術的資料を未来にそのまま残すことを目的としています。 このように学術的資料をフルオンチェーンで保存するのは、おそらく世界初の試みであり、静かな快挙でもあります。 研究者や歴史愛好家にとってはもちろん、未来の世代にとっても価値ある「デジタル遺産」となることを願っています。