大阪探訪記(by 桜華綴舎)

~隠れた名所と不思議なものを求めて~

新世界のビリケン神社にはビリケンさんが祀られてます【大阪府大阪市浪速区】

2025-06-13 20:52:03
目次

※当記事は旧ブログから移管した数年前の古い記事です。現在の情報とは違う部分もあるということを承知のうえお読みください。

・・・・・・・・・

ここは大阪府大阪市浪速区新世界(しんせかい)という観光地。

新型コロナウイルス(COVID-19)での外出自粛やらで、かなり人が減少している地域として連日ニュースになっていた新世界。有名なので知ってる人も多いかもしれませんが、ここには幸福の神様であるビリケンさんが祀られているビリケン神社があったりする。

(撮影・執筆 2020年8月)

ビリケン神社

ビリケン神社があるのはスパワールドの階段下のお店のところです。店舗ビルの壁にめり込んでます。

ビリケン神社

新世界一帯がド派手すぎるので、たとえ赤い鳥居があっても全然目立たないので見逃しちゃう。鳥居にはたくさんのオミクジが貼られていて、なんとも大阪らしい雑多さがある。

祠の中には金色のビリケンさんが祀られてます。新世界といえばビリケンさんで有名ですからね。通天閣にいるビリケンさんが一番有名だと思うが、新世界のあちこちにビリケンさんが鎮座してたりするぞ。

ビリケンさんの足裏を撫でるとご利益があるとのこと。今は新型コロナウイルスが蔓延してるので足裏を撫でるのはおすすめできないですが、それでもという方は扉を開ければ撫でれるようにはなっているみたい。僕は軽くお辞儀だけにした。

ビリケン神社の由来

ビリケン神社の由来が書かれた看板があった。

ビリケンさんはアメリカ生まれの神様幸福の神様とのこと。もともと新世界にはルナ・パークという遊園地があったそうで、当時(1912年頃)の流行でビリケン堂というお堂が設けられてて、そこにビリケン像が安置されていたらしい。このビリケン堂は新世界の名物にもなったらしいが、その後、ルナ・パークが閉園したときにビリケン像が行方不明に。そして、また新しいビリケン像が来たときに、かつてビリケン堂があったこの場所をビリケン神社として復興したとのことです。

 

・・・・・・・・・

 

100年以上も前に、世界中でビリケンさんブームがあったということは知らなかったが、そのブームの名残りが現代まで引き継がれている新世界は、かなり異質な街なのかもしれないと思った。これぞ大阪。

ビリケンさんから幸福のご利益をいただきたいという方は、ビリケン神社でご参拝を。

『ビリケン神社』の場所

グーグルマップ

https://maps.app.goo.gl/89EwAYHe4yKZiHJy8

この記事を書いた人

しま(桜華綴舎 代表取締役)

大阪府堺市在住。ブログ歴10年以上。大阪探訪ライター&プロブロガー。 2025年7月、Symbolブロックチェーン(XYM)上に歴史調査資料そのものをフルオンチェーンで半永久保存することに成功しました。フルオンチェーンでの歴史調査資料の保存は世界初の快挙であり、改ざん不能かつ未来永劫に残る新たな文化遺産保護の形を示します。 また、2014年から関西の珍スポットなどを紹介する「シマのブログ」(旧ブログ)を書き始め、2025年から新ブログ「大阪探訪記」として再始動しました。 当ブログでは大阪をメインに、関西の面白くて不思議な場所を紹介したり、街の歴史や文化を深掘りしていきたいと思っております。楽しんでいってね!