大阪人探訪記

~隠れた名所と不思議なものを求めて~

西板持町を探訪!!ナス買って、団地見て、工場の横で畑見る!?【大阪府富田林市】

2025-07-14 19:30:21
目次

富田林「西板持町」を歩いた!

西板持町を流れる「佐備川」の風景↑

大阪・富田林市にある「西板持町(にしいたもちちょう)」に行ってきました。

正直なところ、名前だけ聞くとちょっと地味。でも歩いてみたらびっくり。

この町、文化のバランスがええかんじでした。

(撮影・執筆 2025年7月)

「西板持町」やで!「大字・西板持」とは別もんです!

西板持町にある畑↑

まず大前提として知っておきたいのは、「西板持町」と「大字・西板持」は別もんだということ。

名前は似てますが、中身はぜんぜんちがいます。

「西板持町」は、住所整理や住居表示で生まれた新しめの町名エリアで、団地や住宅街、工業地帯などが広がってます。町としてはけっこう大きいです。

一方の「大字・西板持」は、昔からの土地が残っている旧村の名残の地域です。(大字・西板持はめっちゃ小さい地域です)

「板持」ってどういう意味? 地名の由来

さて、ちょっと気になる「西板持」の元になった「板持(いたもち)」という地名の意味。

一説には、かつてこのあたりが製材の集積地だったことに由来するとか。

また別の説では、「イタ」は湿地、「モチ」は“〜っぽい地形”という古語から来ているという話も。

つまり、昔の人が「このへん、湿地やな〜」って思って名づけた可能性もあるわけですね。

神社由来説も一部あり、ハッキリした由来はナゾのまま。

住宅地?工場?団地?いや、畑やん!?な町

住宅地↑(新旧さまざまな家が入り混じっている)

団地群↑

田畑↑(ほんとはもっとたくさん広がってる)

工場群↑(小さな工場が多いが、大きな工場もある)

「西板持町って、なんか普通の住宅地かな〜」と軽い気持ちで歩き始めたら、

いきなり工場が見えてきて、「ん?」となり、すぐに団地が登場し、「おぉ?」となり、

その裏には畑と田んぼまであって、「いや、どないなっとんねん!」とツッコミ確定。

この町、住宅・工業・農業が一つのエリアに無理なく同居してるというのが特徴。

ジャンルが渋滞してる感じで、歩くだけでエンタメになります。

ナス3本100円!?野菜の無人販売ロッカー!!

団地の裏にひっそりと広がる畑。

その一角に設置されていたのが、まさかの野菜の無人販売ロッカー!

しかも、よく見てみると~・・・・・・

でっかいナスが3本入って100円!!

やすっ!! スーパーなら1本100円してもおかしくないサイズ感。それが3本入りで100円でした。

しかもテッカテカの採れたて感。これは完全に勝ちです。つい買っちゃった!!

じつは西板持町は千両ナスが特産品やったりする。

「西板持式・野菜無人販売」、めっちゃいい。また買いたい。

甘南備川向線は交通量多し!!

西板持町エリアの甘南備川向線(府道201号)↑

町の中でも一際にぎわってたのが、甘南備川向線(府道201号)沿い。

このエリアだけ、なんか雰囲気ちゃうんですよ。

ファミレス、焼き肉屋、コンビニ、ガソスタ、その他諸々の店舗がちらほらと並び、車もビュンビュン。

まるで地方のバイパス沿いみたいな“プチ都会”感。

おそらく、交通量が多い道路沿いってことで、商業施設が集中したんやと思います。

町の中で、ちょっとした文化の違いを感じられるスポットでした。

歩いてしか気づけない魅力がある

昔ながらの商店もある↑

富田林市の「西板持町」は、

「住宅地やろ?」と思って行くと、団地・工場・畑・ナス販売・商業施設が入り混じる、不思議な町でした。

にぎやかな甘南備川向線沿いを歩いて、「都会やん!」と驚いたかと思えば、畑のど真ん中でナスの自販機に出会って、「ここ田舎やん・・・」と笑ってしまう。

しかも、似た名前の「大字・西板持」とはまったく別の地域。

新旧が共存し、生活と産業が融合した町なんて、そうそうありません。

西板持町は、静かそうに見えて、歩くたびに発見があって、なんなら「次は何が出てくるんやろ」ってワクワクする。

まるで“生活系町歩きRPG”の舞台みたいな場所でした!

『西板持町』の場所

グーグルマップ

https://maps.app.goo.gl/zmdHbHTvQc52m36VA

この記事を書いた人

しま(桜華綴舎 代表取締役)

ブログ歴10年以上。大阪探訪ライター&プロブロガー。 2014年から、関西の珍スポットなどを紹介する「シマのブログ」(旧ブログ)を書き始め、2025年から新ブログ「大阪人探訪記」として再始動しました。 当ブログでは大阪をメインに、関西の面白くて不思議な場所を紹介したり、街の歴史や文化を深掘りしていきたいと思っております。楽しんでいってね!