葉室歴史公園(葉室公園)
大阪府の太子町といえば、聖徳太子ゆかりの地として有名ですが、実はあまり知られていない「穴場歴史スポット」があるんです。その名も――葉室歴史公園(はむろれきしこうえん)!
正式には葉室公園っていうんですが、葉室歴史公園という名称のほうが有名なんで、当記事ではそう呼ばしてもらいます。
名前だけ聞くと「なんか難しそう・・・・・・」と思われるかもしれませんが、ここ、意外と楽しいんです。歴史マニアから子ども連れファミリーまで、じわじわ人気急上昇中(たぶん)。
(撮影 2024.4)(執筆 2025.7)
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歴史ロマンにドーンと出会う!
釜戸塚古墳↑(公園の駐車場よこ、丘みたいな部分が古墳です)
この公園、実はただの公園じゃありません。なんと敷地の中に古墳が3つもゴロゴロしている、ちょっと変わった場所。しかもその古墳たち――葉室塚古墳・釜戸塚古墳・石塚古墳――どれも6〜7世紀のもの。つまり、まだ大仏も建ってなかった時代のモノなんです!
「釜戸塚」とか「石塚」とか、名前だけでもワクワクしませんか? 見た目はただの小山・・・・・・ですが、じつは有力豪族や皇族クラスのお墓と考えられていて、かなり歴史的にスゴイ代物。
めっちゃ読みにくいですが、古墳のそばには解説板も設置されていて、「おお、これは知らんかった!」と膝を打つこと間違いなし。歴史がちょっと苦手な人でも大丈夫、読むと楽しくなってきます。
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すべり台の横に古墳!?
園内には子どもが遊べる滑り台や、木の切り株を模した「きりかぶの家」なんかもあって、「えっ、古墳のとなりで遊べるの!?」とびっくり。“歴史×遊び”の不思議なコラボレーションがここに実現しています。
遊具だけじゃない・・・公園の入り口付近には、大阪芸術大学の先生が作ったというアートモニュメントもあります。“万葉のロマンを映す鏡”をイメージしているそうで、なんだか急に万葉集が読みたくなってきます。
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芝生でゴロゴロ、古墳前でおにぎりタイム!
葉室歴史公園には、広々とした草原エリアがあって、実はピクニックにも最高の場所なんです。
筆者も昔、ここで家族とお弁当を広げたことがありました。
ベンチと公衆トイレもあるから快適安心!!
あのときは、目の前の小高い丘を見て、「あ〜ええとこやなぁ」なんて言いながら、
のんきにおにぎりを食べていたんですが――まさかアレが古墳だったなんて、当時は全然知らなかったんです。
いま思えば、「古墳ビューでランチ」という、なかなか貴重な体験をしてたわけで。
歴史とか全然意識してなかったけど、それでも楽しかったあの時間が、なんだか今になってじわっと沁みてきます。
現在の公園には案内板もあって、「この丘、ガチで古墳です」ってちゃんと書いてあるので、これから行く人はぜひ、おにぎり片手に歴史に気づきながら味わってみてください。
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ほかの歴史スポットとセットでどうぞ!
めっちゃ小さな池もある↑
現代と古代がやさしく交差する不思議な場所――葉室歴史公園。
近つ飛鳥博物館や他の古墳スポットとセットで巡れば、もう気分は完全に飛鳥人!
休日のちょっとしたお出かけ先に、ぜひどうぞ!!
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『葉室歴史公園』の場所
グーグルマップ