大阪探訪記(by 桜華綴舎)

~隠れた名所と不思議なものを求めて~

葉室歴史公園で、万葉ロマンにタイムスリップ!【大阪府太子町】

2025-08-04 00:22:06
目次

葉室歴史公園(葉室公園)

大阪府の太子町といえば、聖徳太子ゆかりの地として有名ですが、実はあまり知られていない「穴場歴史スポット」があるんです。その名も――葉室歴史公園(はむろれきしこうえん)!

正式には葉室公園っていうんですが、葉室歴史公園という名称のほうが有名なんで、当記事ではそう呼ばしてもらいます。

名前だけ聞くと「なんか難しそう・・・・・・」と思われるかもしれませんが、ここ、意外と楽しいんです。歴史マニアから子ども連れファミリーまで、じわじわ人気急上昇中(たぶん)。

(撮影 2024.4)(執筆 2025.7)

歴史ロマンにドーンと出会う!

釜戸塚古墳↑(公園の駐車場よこ、丘みたいな部分が古墳です)

この公園、実はただの公園じゃありません。なんと敷地の中に古墳が3つもゴロゴロしている、ちょっと変わった場所。しかもその古墳たち――葉室塚古墳・釜戸塚古墳・石塚古墳――どれも6〜7世紀のもの。つまり、まだ大仏も建ってなかった時代のモノなんです!

「釜戸塚」とか「石塚」とか、名前だけでもワクワクしませんか? 見た目はただの小山・・・・・・ですが、じつは有力豪族や皇族クラスのお墓と考えられていて、かなり歴史的にスゴイ代物。

めっちゃ読みにくいですが、古墳のそばには解説板も設置されていて、「おお、これは知らんかった!」と膝を打つこと間違いなし。歴史がちょっと苦手な人でも大丈夫、読むと楽しくなってきます。

すべり台の横に古墳!?

園内には子どもが遊べる滑り台や、木の切り株を模した「きりかぶの家」なんかもあって、「えっ、古墳のとなりで遊べるの!?」とびっくり。“歴史×遊び”の不思議なコラボレーションがここに実現しています。

遊具だけじゃない・・・公園の入り口付近には、大阪芸術大学の先生が作ったというアートモニュメントもあります。“万葉のロマンを映す鏡”をイメージしているそうで、なんだか急に万葉集が読みたくなってきます。

芝生でゴロゴロ、古墳前でおにぎりタイム!

葉室歴史公園には、広々とした草原エリアがあって、実はピクニックにも最高の場所なんです。

筆者も昔、ここで家族とお弁当を広げたことがありました。

ベンチと公衆トイレもあるから快適安心!!

あのときは、目の前の小高い丘を見て、「あ〜ええとこやなぁ」なんて言いながら、

のんきにおにぎりを食べていたんですが――まさかアレが古墳だったなんて、当時は全然知らなかったんです。

いま思えば、「古墳ビューでランチ」という、なかなか貴重な体験をしてたわけで。

歴史とか全然意識してなかったけど、それでも楽しかったあの時間が、なんだか今になってじわっと沁みてきます。

現在の公園には案内板もあって、「この丘、ガチで古墳です」ってちゃんと書いてあるので、これから行く人はぜひ、おにぎり片手に歴史に気づきながら味わってみてください。

ほかの歴史スポットとセットでどうぞ!

めっちゃ小さな池もある↑

現代と古代がやさしく交差する不思議な場所――葉室歴史公園。

近つ飛鳥博物館や他の古墳スポットとセットで巡れば、もう気分は完全に飛鳥人!

休日のちょっとしたお出かけ先に、ぜひどうぞ!!

『葉室歴史公園』の場所

グーグルマップ

https://maps.app.goo.gl/MxtR1Dp3RtA9hXVK9

この記事を書いた人

しま(桜華綴舎 代表取締役)

大阪府堺市在住。ブログ歴10年以上。大阪探訪ライター&プロブロガー。 2025年7月、Symbolブロックチェーン(XYM)上に歴史調査資料そのものをフルオンチェーンで半永久保存することに成功しました。フルオンチェーンでの歴史調査資料の保存は世界初の快挙であり、改ざん不能かつ未来永劫に残る新たな文化遺産保護の形を示します。 また、2014年から関西の珍スポットなどを紹介する「シマのブログ」(旧ブログ)を書き始め、2025年から新ブログ「大阪探訪記」として再始動しました。 当ブログでは大阪をメインに、関西の面白くて不思議な場所を紹介したり、街の歴史や文化を深掘りしていきたいと思っております。楽しんでいってね!