喜志町をチャリで探訪した!
喜志駅前の昔ながらの繁華街通り↑
富田林市北東にある「喜志町(きしちょう)」。
近鉄長野線・喜志駅があって、名前だけ知ってる人も多いけど、実際に行くと「え、こんなに詰まってるの!?」って驚く町なんです。
あと、最初に押さえておきたいポイントがひとつ。
「喜志町」と「大字・喜志」は別モンです!
大字・喜志は昔からの丘陵地、喜志町は駅前の再開発エリア。名前は似てるけど、地元の人に説明すると「おっ、この人わかってるな」と一目置かれる豆知識です。
(撮影 2025.6)(執筆 2025.7)
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地名の由来は花の名前!?
喜志会館↑
「喜志」という名前の由来は、実はとてもロマンチック。支子(くちなし)という白い花が昔このあたりにたくさん咲いていたそうな。なので、平安時代の古い文献にも「支子原(くちなしばら)」とか「支子の茅原(ちばら)」って名前で出てくるくらい、有名な場所やったんです。
そしてその「くちなし」が時代とともに「きし」って呼ばれるようになって、今の地名につながったというわけです。
あと「喜」いう漢字は、縁起ええから後で当て字にしたらしい。
おしゃれか!・・・と思わずツッコミたくなるほど雅な由来。駅前で友達と信号待ちしているときに「実はこの町、花の名前なんやで」とつぶやけば、ちょっと知的に見えるかもしれません。
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駅前と国道沿い、二つの顔を持つ町
喜志町のすごいところは、生活の便利さのバリエーションが豊富なことです。
駅前には昔ながらの小さな店舗がズラリと並び、昔ながらの食堂や、隠れ家のような喫茶店があちこちにあります。
餃子の自販機↑
さらに最近では、なんと餃子の自販機まで登場! 深夜に「餃子食べたいな・・・」と思ったら、ボタンひとつで夢がかなう町、それが喜志町です。
一方、少し歩いて国道170号線沿いに出ると、今度は焼き鳥屋さんやとんかつ屋さん、中華料理屋さんに焼き肉屋さんといった名の知れたチェーン店がずらっと並びます。個人店の温もりとチェーン店の安心感、その両方を一気に楽しめる、まさにグルメ二刀流タウンなんです。
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現代の産業は“暮らし密着型”
スーパー サンプラザ↑(喜志駅のすぐ近くで、とても便利!!)
喜志町は昔、簾(すだれ)づくりでも知られていましたが、現在ではそういった工房は見当たりません。
バイオメイトジャパン株式会社の建物↑(石川沿いを歩いてたら見つけた。ええかんじのレトロ感に惹かれて写真を撮ってしまった)
今の喜志町を支えているのは、スーパーやドラッグストアといった小売業や、飲食店、クリニックや介護施設といった医療・福祉関係の施設、不動産や建築関連の仕事など、暮らしに直結した産業たちです。
喜志町の住宅街↑(古い家、新しい家、斜面にはいろんな家が建っている)
喜志町は丘陵地帯の町ですが、ちゃんと住宅街も広範囲に広がってます。これも特徴やと思います。
生活に必要なものがほぼ徒歩圏でそろう、まさに人情派便利タウン。
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祭りも古墳もある!
だんじりの車庫↑
秋になれば、だんじり祭りで町全体が太鼓と笛の音に包まれます。普段は静かな住宅地が、一気にお祭りワールドへ変身するギャップはクセになるほどの迫力です。
あと、喜志町に限った話ではありませんが、富田林市のこの界隈には古墳や遺跡も点在しています。
古代から現代まで、人々の営みがずっと続いてきた証拠がそこかしこに残っていて、散歩しながら歴史ロマンを感じられるのも喜志の魅力やと思います。
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よきかな、喜志町
地名は花の名前でおしゃれだし、駅前には個人店がいっぱいで餃子の自販機まである。
国道沿いにはチェーンレストランがずらっと並んで、暮らしに必要なものは徒歩圏で完結。
喜志町、便利さとロマンを両立させた町でした。
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富田林市『喜志町』の場所
グーグルマップ