大阪探訪記(by 桜華綴舎)

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令和4年産備蓄米(古古米)を食べて考えた、米騒動と政府対応の現実

2025-08-24 07:28:20
目次

令和4年産(2022年産)の備蓄米を食べました

(撮影・執筆 2025.8)

このたび、とうとう令和4年産の備蓄米(古古米)を食べてみました。お値段は5kgで税込み1980円のものです。

令和4年産備蓄米が炊き上がった時の写真↑

長期間保存されたお米ということで、少し不安もありましたが、実際に炊いてみると驚くほど普通に美味しかったです。香りも味も新米と遜色なく、変なにおいは全くありません。炊き上がりはふっくらとしており、口に入れるとしっかりとした粒感を感じられました。備蓄米という言葉から想像していた「パサパサした食感」や「古さを感じる味」とは無縁で、本当に安心して食べられるお米でした。

この体験を通して思い出すのが、令和の米騒動です。2024年頃、豊作にもかかわらず米の価格が急騰し、政府は備蓄米を放出するという異例の対応を行いました。この背景には、農協の集荷率低下や流通構造の変化、そして長年続いた減反政策の影響など、複雑な要因が重なっています。消費者としては価格の変動に驚かされましたが、こうして備蓄米を実際に味わうことで、その価値を実感することができました。

今回の体験から、備蓄米は単なる非常食ではなく、十分に日常の食卓で楽しめる品質であることがわかります。炊きたての米の香りや食感は、新米とほとんど変わらず、長期保存米としての信頼性を感じました。

備蓄米を実際に食べてみることで、価格や流通の問題だけでなく、食の安全性や品質の面でも安心感を得られました。

令和の米騒動、政府の対応

上記のように、令和4年産の備蓄米は驚くほど美味しく、長期保存されたお米でも品質が保たれていることを実感しました。そして、備蓄米の品質の高さと同時に、政府の対応の重要性も再認識しました。

日本がこのような状況の中で小泉進次郎農林水産大臣は、米価の高騰に対して迅速かつ適切な対応を行いました。2025年3月から、政府は備蓄米を随意契約で放出し、米価の安定を図るとともに、流通業者への支援も行いました。農民運動全国連合会は、小泉大臣の対応を評価し、政府が市場に介入するべきだという立場を示しました。今回の小泉進次郎氏の対応は、一国民目線からしても迅速な行動だったと思います。

一方、前農林水産大臣である江藤拓氏は、2025年5月に「支援者から米をもらっている」との発言が報じられ、公職選挙法違反の疑いが持ち上がり、のちに事実であることが判明しました。この発言と事案は、米の価格高騰に苦しむ国民の信頼を裏切るものであり、政界や世間を大きく揺るがせています。まさに、日本の政治家の腐敗っぷりが世界に露呈した事件でもあります。

これらの出来事を通じて、政府の対応がいかに重要であるかを実感しました。

令和の米騒動は2025.8現在でも、まだまだ続いています。今後も動向を注視していきたいです。

この記事を書いた人

しま(桜華綴舎 代表取締役)

大阪府堺市在住。ブログ歴10年以上。大阪探訪ライター&プロブロガー。 2025年7月、Symbolブロックチェーン(XYM)上に歴史調査資料そのものをフルオンチェーンで半永久保存することに成功しました。フルオンチェーンでの歴史調査資料の保存は世界初の快挙であり、改ざん不能かつ未来永劫に残る新たな文化遺産保護の形を示します。 また、2014年から関西の珍スポットなどを紹介する「シマのブログ」(旧ブログ)を書き始め、2025年から新ブログ「大阪探訪記」として再始動しました。 当ブログでは大阪をメインに、関西の面白くて不思議な場所を紹介したり、街の歴史や文化を深掘りしていきたいと思っております。楽しんでいってね!