令和4年産(2022年産)の備蓄米を食べました
(撮影・執筆 2025.8)
このたび、とうとう令和4年産の備蓄米(古古米)を食べてみました。お値段は5kgで税込み1980円のものです。
令和4年産備蓄米が炊き上がった時の写真↑
長期間保存されたお米ということで、少し不安もありましたが、実際に炊いてみると驚くほど普通に美味しかったです。香りも味も新米と遜色なく、変なにおいは全くありません。炊き上がりはふっくらとしており、口に入れるとしっかりとした粒感を感じられました。備蓄米という言葉から想像していた「パサパサした食感」や「古さを感じる味」とは無縁で、本当に安心して食べられるお米でした。
この体験を通して思い出すのが、令和の米騒動です。2024年頃、豊作にもかかわらず米の価格が急騰し、政府は備蓄米を放出するという異例の対応を行いました。この背景には、農協の集荷率低下や流通構造の変化、そして長年続いた減反政策の影響など、複雑な要因が重なっています。消費者としては価格の変動に驚かされましたが、こうして備蓄米を実際に味わうことで、その価値を実感することができました。
今回の体験から、備蓄米は単なる非常食ではなく、十分に日常の食卓で楽しめる品質であることがわかります。炊きたての米の香りや食感は、新米とほとんど変わらず、長期保存米としての信頼性を感じました。
備蓄米を実際に食べてみることで、価格や流通の問題だけでなく、食の安全性や品質の面でも安心感を得られました。
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令和の米騒動、政府の対応
上記のように、令和4年産の備蓄米は驚くほど美味しく、長期保存されたお米でも品質が保たれていることを実感しました。そして、備蓄米の品質の高さと同時に、政府の対応の重要性も再認識しました。
日本がこのような状況の中で小泉進次郎農林水産大臣は、米価の高騰に対して迅速かつ適切な対応を行いました。2025年3月から、政府は備蓄米を随意契約で放出し、米価の安定を図るとともに、流通業者への支援も行いました。農民運動全国連合会は、小泉大臣の対応を評価し、政府が市場に介入するべきだという立場を示しました。今回の小泉進次郎氏の対応は、一国民目線からしても迅速な行動だったと思います。
一方、前農林水産大臣である江藤拓氏は、2025年5月に「支援者から米をもらっている」との発言が報じられ、公職選挙法違反の疑いが持ち上がり、のちに事実であることが判明しました。この発言と事案は、米の価格高騰に苦しむ国民の信頼を裏切るものであり、政界や世間を大きく揺るがせています。まさに、日本の政治家の腐敗っぷりが世界に露呈した事件でもあります。
これらの出来事を通じて、政府の対応がいかに重要であるかを実感しました。
令和の米騒動は2025.8現在でも、まだまだ続いています。今後も動向を注視していきたいです。