平野宮町を歩いてみた!
杭全公園の藤棚↑
こんにちは! 今回は大阪市平野区の平野宮町にやってきました!
古い町家と近代的な建物が入り混じった風景が広がり、まるでタイムスリップしたかのような不思議な感覚に。道を歩くだけで、歴史の香りと街の生活感が同時に味わえる、ちょっと不思議な町でございます。
(撮影・執筆 2025.8)
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歴史と地名の秘密
杭全神社↑
「宮町」という名前、ただのかっこいい響きではありません。実は町の中心にある杭全神社に由来しています。
杭全神社は、平安時代の862年に坂上当道という人が建立したと言われており、当時はまだ「平野の小さな宮」と呼ばれていたそうです。鎌倉時代末期には後醍醐天皇も関わって熊野三所権現を勧請し、地域の総社的存在になったとか。つまり、この町の名前には「歴史の重み」と「神様の権威」がギュッと詰まっているわけです。
高台の名残りでもある平野環濠跡↑
さらに面白いのが、昔の平野宮町周辺は川や湿地が多く、神社の周囲だけがちょっと高台になっていたらしいんです。江戸時代には木綿の集散地として町が発展し、生活のにぎわいも加わって、「宮町」という名前は歴史と人々の暮らしが折り重なった証のように感じられますね。
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平野川沿いを歩く
平野宮町を散策すると、平野川沿いには遊歩道が整備されていて、のんびり歩く人やジョギングする人がちらほら見られます。
川のせせらぎが耳に心地よく、風に揺れる水面がキラキラ光る様子は、まるで自然のディスコライト。川沿いには新しいめの住宅が立ち並び、ピカピカの外壁やきれいな庭が目に飛び込んできます。「おお、ここに住んだら毎日川沿い散歩できるやん!」とつい妄想が膨らむ景色です。
平野宮町自体は小さな町なので、川沿いを歩く距離もほどよく短く、短時間でサクッと散策できるのが魅力です。昭和の町並みと新しい家々のコントラストを、ちょっとだけ歩きながら楽しめる、そんな場所です。
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昭和らしい町並みとマンション街
川沿いだけでなく、町の奥へ入ると、どこか懐かしい昭和の雰囲気が残る商店や住宅が並んでいます。看板のデザインや建物の色合いが昔のまま残っていて、歩くだけでちょっとノスタルジックな気分になれます。
さらに、大型のマンションも点在していて、「メガロタウン5番街」の下には市場があり、近所の人でにぎわっています。
別のマンションにはイズミヤのショッピングセンターもあり、生活用品を揃えるのも便利です。
昭和の町並みと現代的なマンションや施設がうまく共存していて、歩きながら「便利と懐かしさが同時に味わえるなあ」と思える、ちょっと不思議な景色が広がっています。ある意味、大阪市らしい風景ともいえます。
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歩くだけで楽しい町 平野宮町
平野宮町は、歴史と昭和の風情、そして現代の便利施設が入り混じった、歩いて楽しい町です。
平野川沿いの景色、古い町家や商店街、メガロタウン5番街の市場やイズミヤなど、街のあちこちで小さな発見が待っています。
大阪でのんびり散策したいなら、この町は穴場中の穴場。ゆる~い街の空気に身を任せ、昭和の香りと暮らしの息吹を感じながら歩けば、あなたもきっと笑顔になれるはずです。
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『平野宮町』の場所
グーグルマップ