※当記事は旧ブログから移管した数年前の古い記事です。現在の情報とは違う部分もあるということを承知のうえお読みください。
（撮影・執筆 ２０１６年２月）
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馬淵生活館
こんにちは。
さて、いきなりですがクイズです。 大阪市にあるこの細長いタワーはなんでしょうか？
・・・・・・・・・ ・・・答えは簡単ですね。
大阪のシンボルタワー・・・通天閣です。 大阪の新世界は観光などで有名ですね。 ・・・続いて、このクソぼろい建物はなんでしょうか？
・・・・・・・・・ たぶん大阪市民でもわからない人は多いと思う。
答えはこちら↓
大阪市立 馬渕生活館といいます。 この前自転車で大阪を散策していたら見つけました。
クイズを出しておいてなんだが、いままで僕自身もこの建物の存在を知らなかったです。すんません
・・・ってなわけで、今日はこの馬渕生活館の紹介をします。
そしてまず場所ですが、大阪市浪速区の新今宮駅から少し歩いたところにあります。
このような無駄に広い空き地があるところです。 あの茶色いマンションの横に馬渕生活館はありました。
子育て相談とか書いてますね。きっちりと電話番号までも。
なんか見た目からしてヤバそうな雰囲気を出していたので、僕は気になったわけですが、一応スマホで『馬渕生活館』と検索してみると、ウィキペディアさんに載ってました。
【大阪市立馬渕生活館とは？】
・六畳一間で家賃は月額１６００円。安いっ！！
・風呂なし、トイレ・炊事場は共同。たぶん超汚い！
・元はホームレスのための一時的宿泊施設のつもりが予想以上にみんなが長期滞在するもんだから、実際はウルトラ激安物件扱いになってしまっていた。なんてこった！
・１９６２年１２月に建築され、２０１０年３月３１日に閉鎖された。やっちまったな！
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・・・まあ、簡単に説明すると上記のような感じになります。
月額１６００円は破格ですね。僕なら５部屋くらい借りるぜ！
５部屋借りても月８０００円なので、普通の賃貸に比べると安いです。 こりゃホームレスさんも出ていきたくなくなりますよね。 まあ、でも住み心地はどうなのかは知りませんけど
とりあえず外観だけしか見れませんが、ぐるっと一周してみました。
全体的にこのようなバリケードや有刺鉄線付きのフェンスなどで隔離されてます。 たぶんいまでも不法侵入する人たちがいるのでしょうね。 さすが治安最悪の街、大阪市です。泣けてくるぜ
そして余談だが、なぜか道路にハトのウンコが大量に落ちている。 汚い。歩きにくい。もう嫌だ。
玄関（入口）になります。 「ここは大阪市の所有地です。敷地内に無断で入らないでください。」とか、「不法侵入禁止！！」の看板がぶら下がっている。 言われなくても入るわけないやろ。
鉄筋コンクリート構造だから丈夫なのでしょうが、とにかく黒い汚れが目立ちますね。
１９６２年からだから現在（２０１６年）までで約５４年くらいになるわけですからね。 とりあえず、中国のマンションみたいにいきなり崩れないことを祈る。
暇なので馬渕生活館の反対側に回ってみました。
フェンスの隙間からカメラを突っ込んで撮ってみました。
なぜか敷地内には、これでもかっ！というくらい瓦礫が転がってます。 あと、窓ガラスがほとんど割れてますね。木の板で補修はされてるけど。
よく見ると、柱には無数のヒビが入っている。 マジで崩れないか心配になってきた。 さっき「５部屋くらい借りるぜ！」とか豪語した自分を殴りたい。いや、すでに殴りました。痛い。
お隣にある駐車場。 バリケードに落書きが多い。 こういう落書きを見ると、ここが都会なんだって再認識させられますね。 割と意味不明なことが書いていたりするので、個人的に見るのは結構好きです。 社会的にはダメですがね。
そんなわけで、今日は大阪市浪速区の馬渕生活館を少し散策したときの話でした。
写真ではわからないが、実はこの建物は２棟に分かれいたり、他にも敷地内にはクソ汚い保育所などがあったりして、ちょっぴり不気味なオーラを放ってました。 あまり行くことをお勧めしませんが、こんな廃墟みたいな建物もあるってことを、大阪のひとつの個性として受け取ってもらえたら幸いですな。
まあ詳しくはネットで検索してウィキペディアさんでも見てみるといいでしょう。
ほんじゃあ僕は今日はこのへんで失礼します。 さようなら～またなっ！！
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『馬淵生活館』の場所
※２０２５年時点では「馬淵生活館」は取り壊され、「エール学園ICT校」になっています。
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