大阪探訪記(by 桜華綴舎)

~隠れた名所と不思議なものを求めて~

生根神社の「こつま南瓜塚」。こつまなんきんは玉出町の人々に愛されるカボチャ【大阪府大阪市西成区】

2026-01-17 21:53:53
目次

こつま南瓜塚

※当記事は旧ブログから移管した数年前の古い記事です。現在の情報とは違う部分もあるということを承知のうえお読みください。

ここは大阪府大阪市西成区の玉出という地域。生根神社(いくねじんじゃ)です。

世の中には珍しい塚が数々存在しますが、ここには西成区玉出町の人々に愛されるカボチャの石塚があり、祀られています。それが「こつま南瓜塚」です。

かつての玉出町である勝間(こつま)村の特産が「こつまなんきん」というカボチャだったそうな。

(撮影・執筆 2019年2月)

 

勝間村を飢饉から救ったカボチャ『こつまなんきん』

生根神社の拝殿。こつま南瓜塚があるのは、ちょうどこの拝殿の正面です。

 

こつま南瓜塚

こつま南瓜塚(こつまなんきんづか)。昔、西成区玉出町は勝間村(こつまむら)と呼ばれていたらしく、こつま南瓜は勝間村の特産カボチャだったそうな。あるとき、村が飢饉になってしまい、大切に保存していたこつま南瓜を食べて飢えを凌いだため、こつま南瓜が奉られているってことらしい。

 

こつま南瓜塚をお参りした後は、撫でるといいらしいよ。これで平穏無事・無病息災を願うみたいだ。

よく見ると、石塚にはこつま南瓜の絵が彫られているね。みんなカボチャの部分を撫でてあげよう。

 

冬至は生根神社で『こつま南瓜祭』がある。

生根神社ちかくの公園の掲示板に『こつま南瓜祭』のポスターが貼られていました。冬至に生根神社で開催されるっぽいね。当日カボチャを持参した人は、カボチャに斎火(きよめび)お祓いを受けてくれって書いてる。

 

玉出本通商店街に『こつま南瓜の絵画』が展示されてた。

生根神社から徒歩10秒くらいのところに玉出本通商店街っていう下町情緒溢れるレトロな商店街があります。激安スーパー玉出発祥の商店街ですね。

そんな玉出本通商店街の片隅に少し寂れた雰囲気の細い路地が北側にあるのですが、ここのシャッターには地元の学生が描いたっぽい『こつま南瓜の絵画』が展示されていました。

 

みんな絵上手い。絵の横には五七五の俳句がそえられている。

こつまなんきんは今ではあまり生産されていないらしいので、食べたことのある人って少ないのでしょう。僕も食べたことないし、そもそも生根神社の南瓜塚で初めて存在を知ったくらいだ。いつか食べてみたいものです。

こつまなんきん・・・玉出町の人々に愛されるカボチャでした。

 

『こつま南瓜塚(生根神社)』の場所

https://goo.gl/maps/co6KRAUGRZA2

この記事を書いた人

シマ(桜華綴舎 代表取締役)

大阪府堺市在住。ブログ歴10年以上で、大阪探訪記録人兼プロブロガー。桜華綴舎(おうかつづりしゃ)の代表取締役です。 2014年から関西の珍スポットなどを紹介する「シマのブログ」(旧ブログ)を書き始め、2025年から新ブログ「大阪探訪記(by 桜華綴舎)」として再始動しました。 当ブログでは大阪をメインに、関西の面白くて不思議な場所を紹介したり、街の歴史や文化を深掘りしていきたいと思っております。どうぞ楽しんでいってくださいね! また私は、日本各地に残る史跡・戦跡・文化財などの調査記録をブログにまとめると同時に、Symbol(XYM)ブロックチェーン上にフルオンチェーンで保存する取り組みを2025年7月より開始しました。 ブロックチェーンの耐改ざん性と長期保存性を活かし、学術的資料を未来にそのまま残すことを目的としています。 このように学術的資料をフルオンチェーンで保存するのは、おそらく世界初の試みであり、静かな快挙でもあります。 研究者や歴史愛好家にとってはもちろん、未来の世代にとっても価値ある「デジタル遺産」となることを願っています。